コロナ禍でメンタルを守る 第1回 自分を労わる、WHOのアドバイス

自分のメンタルを守ろう、労(いた)わろう

コロナ禍と呼ばれる日常になって、ずいぶん時間が経ちました。日々、不安をあおるニュースが流されています。様々な自粛が広がり、人との直接の触れ合いが減りました。在宅勤務、オンライン授業、失業が新しい現実となりました。

私たち全員が、見えない敵と見えない未来に不安と負担を抱えて生きています。それでも、自分を守り、助けを求める人を助けることができます。自分のメンタルを守ることからまずは始めてみましょう。

メンタルを守るためのヒント

​WHO(世界保健機関)が公表している資料(*1、2)をもとに、生活に役立つヒントをまとめました。

  • 情報の入手を
  • 生活にリズムを
  • ニュースを見すぎない
  • 人付き合いを大切に
  • お酒はほどほどに
  • 画面とばかり向き合わないこと
  • ゲームのやりすぎに注意
  • SNSでは明るい、正しい発信を
  • 他の人を助けよう
  • 医療従事者に感謝しよう
  • 差別をしない
  • 助けを求めよう

情報の入手を

国や自治体からの発信、信頼できる発信元からの情報を一日1~2回取り入れてください。

生活にリズムを

寝る時間、起きる時間を決めよう

身の回りを清潔にしよう

規則正しく、健康的な食事を摂ろう

定期的に運動しよう

仕事と休憩を使い分けよう

好きなことをやる時間を作ろう

ニュースを見すぎない

不安をあおるようなニュースを目や耳にしないようにして、最新の情報だけ集めましょう。

人付き合いを大切に

電話やオンラインででも、親しい人と定期的に連絡を取り合いましょう。

お酒はほどほどに

お酒は不安の解消にも、まして感染予防にもなりません。むしろ、飲みすぎは予防不足や重症化につながります。ほどほどにしましょう。

画面とばかり向き合わないこと

休憩時間を摂るようにしましょう。

ゲームのやりすぎに注意

体を動かす時間などオフラインの時間とバランスを取りましょう。

SNSでは明るい、正しい発信を

明るい、前向きな話をシェアしましょう。誤った情報は訂正しましょう。

他の人を助けよう

買い物の手伝いなど、周りの人を助けてあげましょう。

医療従事者に感謝しよう

新型コロナウイルス感染症と闘う全ての医療従事者、関係者に感謝しましょう。

差別をしない

不安な気持ちを、他人への攻撃へと変えないようにしましょう。感染を恐れて、周囲の人や患者さん、医療従事者を差別してはいけません。親切な気持ち、感謝をしましょう。

助けを求めよう

どうにもならないときは医療相談を受けましょう。