乳幼児の新型コロナワクチン接種、どんなことに気をつける? 2022年12月27日時点

2022年10月24日より生後6か月~4歳までの乳幼児も新型コロナワクチン接種の対象となりました。乳幼児の接種はどんなことに気をつければよいのでしょうか?最新の情報を元に解説します。

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なぜ乳幼児の接種が必要なの?

オミクロン株の流行で新規の感染者が増えてきました。重症化する方も増えていることから、生後6か月~4歳の乳幼児(接種の日の年齢です)もワクチン接種の対象となりました。今回使われるファイザー社のワクチンは、生後6か月~4歳の乳幼児でもオミクロン株等に対して、安全性や有効性(中和抗体価の上昇や発症予防効果)が確認されています※1。

必ず接種しなきゃいけないの?

乳幼児の接種は成人同様「努力義務」とされています。「努力義務」とは「接種を受けるよう努めなければならない」という予防接種法第9条の規定のことで、「接種を受けなくてはならない」義務とは異なります※2。このため、接種は強制ではなく、保護者の判断に基づいて受けることとなります。

どのワクチンを何回接種するの?

乳幼児(生後6か月~4歳)にはファイザー社のコミナティを使用します。オミクロン株に対する発症予防効果を確実に得るため3回接種することになっています(2022年12月時点ではオミクロン株に対応した2価ワクチンの対象は12歳以上となっており、11歳以下の子どもは従来型の1価ワクチンのみ接種可能です)。

 

 

接種当日はどんなことに気をつける?

乳幼児のワクチンは母子手帳で管理しているため、接種当日には母子手帳を持参しましょう。
また、接種後は「機嫌が悪くなる」「眠くなる様子」「注射部位の痛み」といった症状が出ることがあります※3。

子どもは副反応の症状をうまく説明できなかったり、本人が副反応に気づかないこともあります。ワクチン接種後は、周囲の大人が子どもの体調の変化を注意深く見守ってください。
ワクチン接種後の副反応が出て受診したい場合は、大人の場合と同様、かかりつけ医やお住まいの都道府県のワクチンに関する窓口に問合せをすることとなります※4。

接種したら、記録と引き続きの予防策を!

接種日が決まったり、実際に接種をしたら、日付を忘れてしまわないように「ヘルスアミュレット」で日付の管理をしましょう。自分やお子さまの性別や年齢、お住まいの地域を登録しておくと、自分に合った情報が届くようになります。
また、接種した場所、ワクチンメーカー、どの番号(製造番号)のワクチンを接種したか、接種したのは従来型か2価ワクチンかを記録しておきましょう。今後ワクチンの有害事象が疑われた時に、自分の身を守ってくれる大事な情報です。
接種が終わっても、引き続き手洗いやマスク、消毒をすることと、人との距離を保つといった予防策を継続しましょう。

参考文献:
※1 厚生労働省「第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料
※2 厚生労働省「第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料
※3 厚生労働省「生後6か月から4歳のお子様の保護者の方へ 新型コロナワクチン接種についてのお知らせ
※4 厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」

※2022年12月現在の情報を参考に作成しています。

作成:Health Amulet(ヘルスアミュレット)編集部